置かれている環境によってピアノの状態、寿命は全く変わります
ピアノの大半は、木、金属、フェルトです
これらの材質は温度、湿度によってすぐに状態が変わります。たった数ミリ、もしくはそれ以下でも、部品の状態が変わるとピアノにとっては大きな狂いとなります。
部品の変化を少なくし、なるべくピアノに負担をかけないためには適正な環境をつくることが必要です。そうすると音が狂いづらくなり、弾き心地が変わりづらくなり、長期間快適にピアノを弾くことができます。負担が少ないと結果的にピアノが長持ちします。
大げさではなく調律をすることと同じくらい重要です。
理想的な温度と湿度
温度 23℃
湿度 50%
人が快適に感じる環境とほぼ同じですね。
正直、生活をする中でこれをカンペキに維持するのは難しいと思います。たとえば冬は寒い夜中から朝になれば暖房をつけて温度が上がります。昼間になれば日が入り乾燥が進みます。料理をすれば湿度が上がりますし、人の出入りでも変わります。
まずは現在の環境を知ることから
ですが、少しでも適正な環境を“目指して”頂くだけでも全く違います。それにはまずは温・湿度計を用意してお部屋の環境をチェックすることからはじまります。
知ることで、加湿をすれば良いのか除湿機を買うべきなのか、次のステップに進めます。